恋愛貧乏 表ダッシュ裏ダッシュ -2ページ目

今、私は何歳ですか。

もはや、自分の年が分からない。

いゃ、たぶん46か47なんじゃなぃだろうか、とは思うが、ちょっと寝ぼけてるだけで42か43ではないかとも思う。

 

あれから何年経ちましたか。

あれからって、どれからですか。

 

ン十年前、息巻いたオンナはどこに辿り着きましたか。

ゴールとは何だったのでしょうか。

 

確か、40になる手前でステージ4のガンだと診断された記憶がある。

その頃は、無職の男もいたよぅに思う。

 

その後何があったんだっけ、

その無職の男はどこか遠くで結婚して子供ができてんだと、クソつまらんSNSで見た気がする。

数か月前に、そいつから着歴があって、「操作ミスでした」「それならいぃんだけどね」といぅやり取りはした。

 

その後別の東京男子(と言っても同世代)とも付き合った気がする。

そいつの実家にも入り浸り、ご両親とも仲良くなったが、徐々に連絡がつかなくなってフェードアウトしていくという昭和みたいな別れ方をした。

 

あぁ、その後は最高に気持ちいいセックスのできる男を見つけたんだった。

体の相性といぅのが、こういぅことを指すのかと40を過ぎてから知った。

正直に言ぅと、今でも、数日に一度はそのセックスを思い出す。

私ではないパートナーのいる男だった。

 

 

今、私はこのブログを書き始めた、ウン十年前に住んでいた部屋を見ている。

正確に言ぇば、その部屋のベランダを見ている。

 

この町に越してきたのは、いゃ、戻ってきたのは1年前のことだ。

 

 

歳食った女が一人、賃貸マンションを借り替えながら生きていくのが難しいと知った頃、

たまたま見つけた分譲マンションが、あの頃のマンションの向かいだったのは何かの縁か仕業か。

 

今、毎朝、毎夜、私は22から32まで住んだ、あの頃のマンションのベランダを見ている。

(今、そういぅ感じで象のマークを見るドラマあるょね)

 

 

小銭をため込んだOLが買った、ファミリータイプの新築分譲マンションには、このコロナ禍でも友人たちが、手土産を持って多く訪れた。

高級紅茶のセットだったり、流行りのチーズサンドだったり、アラビアの食器だったりした。

 

この部屋にまだオトコは入れていない。

 

1人を除いて。

 

 

 

「ほら、あの頃の部屋のベランダ、あれだよ、上から2つ目、左から3つ目の部屋。」

 

「あぁ、覚えてるわ」

 

 

このブログをはじめるきっかけになった、一番最初の最初、9年元カレ。

私と二股した女と結婚して、一人娘がいるという9年元カレと別れたのは、
 

もぅ、15年前のことだった。